きじとら出版

だいすきな本、
  ひろがる世界

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きょうは、おおかみ

  • 注目の本
  • 【いたばし国際絵本翻訳大賞】

キョウ・マクレア 文
イザベル・アーセノー 絵
小島明子 訳

定価:1980円(本体1800円+税)
ページ数:32ページ
サイズ:29.2×22.8cm
初版:2015年3月
ISBN:978-4-908214-01-1
(小学校低学年〜)


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◆2012年カナダ総督文学賞児童書部門受賞作品◆
◆国際児童図書評議会(IBBY)オナーリスト2014◆
◆第20回いたばし国際絵本翻訳大賞(英語部門)受賞作品◆
◆全国学校図書館協議会選定図書◆
◆日本子どもの本研究会選定図書◆

あるひ、いもうとの バージニアは めがさめると、おおかみみたいに むしゃくしゃしてた。 おおかみみたいに ぐるるる、がるるる。おおかみみたいな ことをする。

「おおかみきぶん」を引き上げてくれるのは?
おいしいお菓子、すてきな絵の具箱、大好きだよっていう気持ち、そして、たっぷりの想像力。


文●キョウ・マクレア Kyo Maclear
1970年、英国生まれのカナダ人作家。トロント大学で美術を学び、文化研究の分野で修士号を取得。小説家、美術批評家としても評価が高く、2010年に初めて絵本の文章を手掛けた。2作目の絵本作品である本書が初の邦訳。英国人の父と日本人の母をもつ。
<公式サイト>http://kyomaclearkids.com/

絵●イザベル・アーセノー(アルスノー) Isabelle Arsenault
ケベック大学モントリオール校にてグラフィックデザインを学ぶ。新聞・雑誌のイラストレーターとして活躍後、2004年から絵本のイラストを手掛ける。キョウ・マクレアとの2作目のコラボレーションとなった本書を含め、カナダ総督文学賞児童書(絵)部門を3度受賞。国内外で高い評価を確立している。
<公式サイト> http://www.isabellearsenault.com/
・2020年国際アンデルセン賞画家賞最終候補(2020.1追記)

訳●小島明子(こじま あきこ)
広島県生まれ。「やまねこ翻訳クラブ」会員。地元で英語読書会を主宰し、児童書の魅力を大人の読者に伝える活動をおこなっている。第20回いたばし国際絵本翻訳大賞(英語部門)最優秀翻訳大賞を受賞。

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 ◆◇推薦の言葉◇◆
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・Woolfのoが抜け落ちて、オオカミになっちゃったバージニア。お姉さんのバネッサは、悲しい現実からバージニアをすくうことができるんだろうか。――金原瑞人(翻訳家)

・最近読んだ絵本という表現ジャンルの中で、人間の心の領域の問題、あるいは精神科領域の問題について、こんなにも平易で的確に描き出した作品は極めて少ないと思う。――柳田邦男(作家・評論家)【出典:『看護管理』2015年5月号/医学書院発行】