きじとら出版

だいすきな本、
  ひろがる世界

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きょうは、おおかみ

  • 好評発売中
  • 【いたばし国際絵本翻訳大賞】

キョウ・マクレア 文
イザベル・アルスノー 絵
小島明子 訳

定価:2310円(本体2100円+税)
※2024年10月重版出来分よりの改定価格です
ページ数:32ページ
サイズ:29.2×22.8cm
初版:2015年3月
ISBN:978-4-908214-01-1
(小学校低学年〜)


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◆2012年カナダ総督文学賞児童書部門受賞作品◆
◆国際児童図書評議会(IBBY)オナーリスト2014◆
◆第20回いたばし国際絵本翻訳大賞(英語部門)受賞作品◆
◆全国学校図書館協議会選定図書◆
◆日本子どもの本研究会選定図書◆

あるひ、いもうとの バージニアは めがさめると、おおかみみたいに むしゃくしゃしてた。 おおかみみたいに ぐるるる、がるるる。おおかみみたいな ことをする。

「おおかみきぶん」を引き上げてくれるのは?
おいしいお菓子、すてきな絵の具箱、大好きだよっていう気持ち、そして、たっぷりの想像力。


文●キョウ・マクレア Kyo Maclear
作家。エッセー、小説、美術評論など幅広く活躍し、絵本の文章も数多く手掛ける。2023年には、ノンフィクション作品にてカナダ総督文学賞を、子どもの本の作家としてヴィッキー・メトカーフ児童文学賞を受賞した。邦訳に伝記絵本『ショッキングピンク・ショック!』『はじまりは、まっしろな紙』(ともにフレーベル館)がある。トロント在住。

絵●イザベル・アルスノー Isabelle Arsenault
イラストレーター。本書を含め、カナダ総督文学賞を3度受賞。国際アンデルセン賞やアストリッド・リンドグレーン記念文学賞の候補に度々選出されるなど、国内外で高い評価を確立している。邦訳に『ジェーンとキツネとわたし』(西村書店)、『めをとじてみえるのは』(評論社)、『コレットのにげたインコ』(偕成社)など。モントリオール在住。
(※第2版より、画家名の日本語表記をアーセノーからアルスノーに変更しました。)

訳●小島明子(こじま あきこ)
広島県生まれ。「やまねこ翻訳クラブ」会員。地元で英語読書会を主宰し、児童書の魅力を大人の読者に伝える活動をおこなっている。本書の翻訳にて第20回いたばし国際絵本翻訳大賞(英語部門)最優秀翻訳大賞を受賞。

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 ◆◇推薦の言葉◇◆
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・Woolfのoが抜け落ちて、オオカミになっちゃったバージニア。お姉さんのバネッサは、悲しい現実からバージニアをすくうことができるんだろうか。――金原瑞人(翻訳家)

・最近読んだ絵本という表現ジャンルの中で、人間の心の領域の問題、あるいは精神科領域の問題について、こんなにも平易で的確に描き出した作品は極めて少ないと思う。――柳田邦男(作家・評論家)【出典:『看護管理』2015年5月号/医学書院発行】